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ギャッベの制作工程

自然のおくりものギャッベ
自然のおくりものギャッベ
ザーグロスの自然をねぐらに生を営む遊牧民ガシュガーイー族。山肌に芽生えた草でヒツジを育て、その毛を刈る。刈った毛は手で紡いで糸にする。その糸を、山に自生する植物を用いて染色する。自然な色に染めた糸で、絨毯を手織る。手織る意匠は、ザーグロスの自然。
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ギャッベの制作工程

紡ぐ

SPINNING 羊の毛を刈り、糸に紡ぐ。 SPINNING 羊の毛を刈り、糸に紡ぐ。
ギャッベの故郷は、南ザーグロス山系一帯です。夏は涼しい山の中腹でテントを張った夏営地を拠点に羊に草をはませ、冬は山を下りて暖かい場所に移動するという移牧生活の中でギャッベの絨毯は織られています。ギャッベの絨毯づくりは、まず、この大自然の中で羊を育てることから始まります。自分たちが飼っている羊の毛を刈取り、絨毯の原料となるウールの糸に紡いでいきます。carding梳く(すく)―spinning紡ぐ(つむぐ)―plying撚る(よる)、この作業で毛糸が完成されます。刈り取った原毛は、まず繊維をほぐすために、手で、あるいは櫛のような毛すき道具を使って梳かれます。そして紡錘(つむ)を使って手で紡いでいきます。紡錘は紡錘車とも呼ばれ、先が細くなった木製か鉄製の棒と弾み車という2対の翼のようなものからなっています。これを回転させながら地面につくまでの間に羊毛繊維をねじり引き伸ばすことによって糸にするのです。紡がれた糸は次に撚られて強度をつけます。一人の女性が紡ぐ標準的な量は、一日に約150グラムといわれています。

染める

DYING 自生する植物で糸を染める。 DYING 自生する植物で糸を染める。
ギャッベの故郷は、南ザーグロス山系一帯です。夏は涼しい山の中腹でテントを張った夏営地を拠点に羊に草をはませ、冬は山を下りて暖かい場所に移動するという移牧生活の中でギャッベの絨毯は織られています。ギャッベの絨毯づくりは、まず、この大自然の中で羊を育てることから始まります。自分たちが飼っている羊の毛を刈取り、絨毯の原料となるウールの糸に紡いでいきます。carding梳く(すく)―spinning紡ぐ(つむぐ)―plying撚る(よる)、この作業で毛糸が完成されます。刈り取った原毛は、まず繊維をほぐすために、手で、あるいは櫛のような毛すき道具を使って梳かれます。そして紡錘(つむ)を使って手で紡いでいきます。紡錘は紡錘車とも呼ばれ、先が細くなった木製か鉄製の棒と弾み車という2対の翼のようなものからなっています。これを回転させながら地面につくまでの間に羊毛繊維をねじり引き伸ばすことによって糸にするのです。紡がれた糸は次に撚られて強度をつけます。一人の女性が紡ぐ標準的な量は、一日に約150グラムといわれています。
DYING 自生する植物で糸を染める。 使用される染料は地元で採集された野生植物が中心で、幾世代も受け継がれてきた職人の経験と勘がギャッベ独特の色だしの決め手です。ギャッベ特有の力強く明朗なトルコ石グリーンは、前もってインジゴでしっかりブルーに染められた羊毛を近くの山で採取された潅木からとれる黄色の染料でたっぷり一昼夜染めて仕上げられます。濃密で鮮やかな赤は、茜といろんな染料をミックスして二度染めすることによって生まれます。あの深いチョコレート・ブラウンはウォールナットの外皮から、ゴールドがかった黄は、ザクロの皮から、暖かい赤みがかったブラウンは茜とウォールナットの絶妙な配合らよって生みだされます。染められた毛糸は十分にすすぎ洗いされ、日干しされた後、再び遊牧テントへと送り返されます。

織る

WEAVING テントの横でギャッベを織る。 WEAVING テントの横でギャッベを織る。
遊牧民が使用する織り機は、都市や村でみかける直立した竪機(たてばた)とは異なり、地機と呼ばれる水平機タイプのものです。この織り機に、まず経糸(たていと)が張られます。絨毯の経糸には、木綿糸や絹糸が使われることもありますが、ギャッベは昔ながらにウールの糸が使用されています。この経糸に最初、緯糸(よこいと)が通され、織り組織をつくっていきます。この平織り部分はキリム部と呼ばれ、絨毯の始めと終わりに少しだけあらわれます。そのあと絨毯特有のパイル部分が織られていきます。これは絨毯の文様をあらわす色糸を経糸にに絡ませ毛羽立たせることによって生まれます。1本の色糸を絡ませ、ナイフで切り、ひとつの結び(knotノット)をつくります。文様の変わり目で違う色糸を絡ませます。この結びが横一列分仕上がると櫛のような緯打具で打ち固めます。続いて緯糸を通し、再び打ち固めます。これでパイル部が一列だけ仕上がったことになります。この作業(knotting and weaving)を繰り返すことが織りの主要な工程で、1枚の絨毯が織りあがるには何ヵ月もの時間がかかります。終わりのキリム部を仕上ると、織り機から絨毯を両端の経糸を残して切り離します。端の経糸部分は編んで房に仕上げ、緯糸が解けてこないようにして絨毯はできあがります。

洗う

CLEANING & FINISHING 洗浄して出荷する。 CLEANING & FINISHING 洗浄して出荷する。
織りあがった絨毯は、集積センターに集められます。ここで検品と洗浄、仕上げが行われます。絨毯はまず採寸され、瑕疵がないかチェックされて品質基準に達しないものははねられます。チェックが済むと、洗浄と仕上げの工程にまわされます。まず、長い織りの過程で蓄積したほこりやゴミを除去するために、大きな機械ではたかれます。次にガスの炎で余分な繊維を焼き去り、硬いブラシで焼けこげなどを取り除いた後、洗浄の工程へと移されます。洗浄は、傾斜のついた床の上に絨毯を置き、洗剤は使わず石けんのみで、男たちが鋤のような道具を振りかざし海兵隊さながらに威勢よく汚れをコスリ出し、大量の水で洗い流していきます。洗われてぐしょぐしょになった絨毯は、大きな高速回転の乾燥装置で一気に水を飛ばしてしまい、天日で自然乾燥させます。通常だと水分が放置されると羊毛を傷めることになりますが、イランの乾燥した大気の中だからこそできる洗浄方法なのです。熟練した職人が矯正しながら乾燥させ、最終的に40度の温度を保つヒーターとファンの設置された空間で乾燥を終了させます。そして最後に、ギャッベのパイルが一定の厚みとなるよう毛羽の刈り込み(shearingシアリング)を行います。織りの段階でもはさみなどによる毛羽の刈り込みは幾度も行われますが、最終仕上げのこの段階で刈り込みをしくじれば、これまでの労力はすべて水泡に帰すという非常に重要な作業です。このほか必要に応じて補修や、房のトリミングなどの細かい作業を経てギャッベは完成されます。

ゾランヴァリ(ZOLLANVARI)

ゾランヴァリ(ZOLLANVARI) 最高峰ブランド『ZOLLANVARI ART GABBEH』
素材や草木染の伝統を復活させ、全てにこだわりをもたせ、そこに選ばれた遊牧民の高い技術を加え何年もの月日を費やし、やっと出来上がったのが「ZOLLANVARI ART GABBEH」。厳しい基準のもとに最高品質のギャッベを供給し、欧州各国でも高い評価を得ており質の高さ芸術性が評価され数々の名だたる賞を与えられている世界No.1ブランドです。
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